雲が多い祝日の夕暮れは椅子に座る

雲が多い祝日の夕暮れは椅子に座る

セミももう鳴いていない夏の夜。
少年は家の縁側に座り、スイカをかじっていた。
西瓜をかじっては種を外に向けて吐き出していると、ときどきタネが飛ばずに、自分のお腹や胸に落ちたりしていた。
傍に置いた蚊取り線香の香りと、うちわで扇ぐ暑い夜、それから西瓜の味。
少年はそんな事を感じながら、残りの夏休みは何をして遊ぼうか、と思っていた。

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